お姉さまに誘われ、おワイン会へ

6月某日18時過ぎJR箱崎駅周辺、私は急いでいた

19時までにはサンパレスに到着しなければ
行かねばならぬのです、サンパレスへ
お姉さま達に誘っていただいたのです、おワイン会に

しかしバスは遅れていて全く来ない、周辺にタクシーの影すらありません

このままでは間に合わないかもしれない、一応連絡しておこうか
あぁぁぁぁ～、スマホの充電が残り僅か…
なぜ私はこうあるのか、なぜ事前に準備をしておかないのか
どうしてこう詰めが甘いのか…

悔やんだところで、タクシーも来ないし
スマホの充電も増えない、あわやここまでかと絶望しかけたとき

遠くの方にタクシーの影が！
停めるしかない！どうか空車でありますようにー
念を送りながら手を挙げて待っていると、停まってくれました

喜び勇んで乗り込む私

テンションも上がって、運転手さんとの話も弾み、楽しく運転手さんと話していたら

「あっ！」

運転手さんの小さな声が
私も気づいていましたよ、運転手さん、ここ右ですよね？

と心の中で問いかけると、運転手さんが

「すみません、ここ右折だったんですけど見逃しちゃって、次曲がりますね」

と、わざわざ言ってくれました
大した違いはない右折だったので
「お気になさらず～」なんてテンションでしゃべっていたら

またしても
「あっ」

だいじょうぶ、もう1回あるから右折ポイント！
気にせず行こう、最後の右折へ！

私が運転手さんをしゃべらせ過ぎたのかも…
家族構成から、職歴、上司とそりが合わず転職した話まで、盛りだくさんしゃべってくれたのでそりゃ右折くらい忘れてもしようがない。

最後の右折は無事に曲がれて、時間も3分前に間に合って、会場に滑り込む事に成功しました

あの時の運転手さんありがとう！
しゃべらせ過ぎてごめんなさいね。