お江戸の介護事情

日々の事
福岡市東区箱崎に2019年5月オープンしました
ロングコースしかないサロン(全コース100分以上)
福岡空港・博多駅から車で15分の
完全貸切りのリラクゼーションサロン黒猫屋です。1日3名限定。
アラビアンナイトの店内でまどろみの時間をお過ごしください。
マッサージではなく、リラクゼーションです
*記事の内容が古い可能性があります。最新の記事からご確認ください。

親の介護、配偶者の介護、その他の介護

今年47歳の黒猫屋も友人知人からちらほら聞こえ始めた介護のワード

いざその時が来たら逃れられないし、ある日心の準備(金銭とか環境も)が出来てなくても突然降ってくるらしいその時

インフラが整えられている我々現代人でも右往左往してしまうのに、果たして江戸時代の人々はどうしていたのか?

本屋で手に取って興味深かったので読んでみたこの本「武士の介護休暇」崎井将之

もちろん史料として残っているのは武士の物が多く、本人の日記だったりお勤めの藩の記録だったりします

あとは、農民や町民などの庶民やはり体を酷使しているからか長生きする人は少なかったみたいですね、とは言え全体の2~5%は60歳以上の人がいたようです

武士には、介護休暇のような「看病断」が取得できたみたいで
なんと、1742年幕府が介護休暇を認める制度を整備しています
父母や妻子が病気の際には無条件で、祖父母・叔父叔母の場合は内容次第で取得可能

こんな制度が282年前には整備されていたことも驚きですが、この内容から何か気づきませんか?特に女性の皆さん、気づきませんか?

そう、幕府が武士にこの制度を整備しているって事は
介護の担い手は男性だったって事

親の介護、配偶者の介護、その他の介護の担い手は
現在は、娘・嫁65% 息子35%
江戸時代は、娘・嫁24% 息子52.5%

庶民も例外なく、介護の担い手は男性だったみたいです

ところで、江戸時代の要介護状態になる原因は何だったのか?
現在は、脳梗塞などでの後遺症による運動障害・感覚障害や、認知症が多いようですが
江戸時代は眼病が多かったようです

蘭学者によると、日本人の病の特徴の一つに日本人は目が悪い、眼病(めやみ)が多く
なぜか、日本に来日した外国人も数年も日本で暮らしていると目が悪くなる
目が悪いのは、日本の風土の特徴ではないか?と言われていたそうです

人の話を聞いたりこの本を読んだりして思うのは、父母よどうか健康でいてくれー!です。

タイトルとURLをコピーしました