退屈の花 / グレイプバイン

趣味

福岡市東区箱崎の完全貸し切り、リラクゼーションサロン黒猫屋です
元ラフィネの店主が、ボディケア・リフレクソロジーをやっています。

1998年5月発売の1stアルバム
ジャケ買い(今もこの言葉あるのかしら?)ならぬタイトル買いで購入。
購入時ももちろん呼吸が止まりそうに胸を締め付けられたけど、40代の今ももちろん呼吸が止まりそうになる(老化による、何かの病気の可能性もある)

緩やかな丘を焦らされながら登る感じと言うか、見えてんだけど中々抜けない白髪をピンセットで抜こうとしてる感じと言うか。

しかも、焦らされて登った結果さほど景色が開けるわけでもない(緩やかな丘だからね)
ここではないどこかにも連れて行ってはくれないし、君を連れて逃げてもくれない、君にも会えないし、今日より強くもなれない、何なら1歩も動いてない、超俯瞰の世界。

音楽を聴くとき詩はおまけだと思っていることが多いけど、田中氏が書く詩は聞き流すことは難しい

2005年8月発売7枚目のアルバム「deracine」に収録されてる「少年」
あまりはっきり分かる詩を書くことのない田中氏には珍しい世界観
少年の田中氏を大人になった(親になった)田中氏が助けようと、向き合ったような感動的な詩の世界
「照らしてほしいのは そんな遠くばかりじゃなくて 目の前の本当の世界だけ」
胸が締め付けられすぎて死んでしまいそうよ。

もちろん繊細さも彼らの魅力だけど、変態的なところも魅力で
2000年3月発売3枚目のアルバム「Here」に収録されている「ナポリを見て死ね」の中では「嫌がってストッキング脱げる人?」と言ってみたり(かなり高度なプレイを要求してくる)
「リトル・ガール・トリートメント」ではトリートメントがダブルミーニングで見え方がガラッと変わってしまったり。

バランスが悪くて良いのが良い所

20年近く同じメンバー(1人脱退しています)でやってる彼ら
2019年発売のアルバムの1曲「Alright」では
「青春の二次会のスタート」と歌っていて、なんというセンス!

最近の彼らの曲は衰えではなく、余裕と優しさ父性に溢れていて
相変わらず、くそカッコイイ!(最大限の誉め言葉です)
少し離れた、まだ行ったことのない所に行こうとしてる誰かを
「it’s gonna be all right」
と、そっと見守ってくれるような曲を聴かせてくれます。

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