ブログのふりしたマニュアル

日々の事
福岡市東区箱崎のお隣、筥松 に2019年5月オープンしました
完全貸切りのリラクゼーションサロン黒猫屋です。1日3名限定、あなただけのオーダー施術。
アラビアンナイトの店内でまどろみの時間を。
マッサージではなく、リラクゼーションです。ボディケア(もみほぐし), リフレクソロジー, ドライヘッドスパ, マタニティコース, セラピストの個別お悩み相談もやっています。
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大手のサロンで働いていたときは、嚙み合わないな~というお客様も正直いて、なんでこんなマッサージマシーンみたいな扱い受けないといけないんだろうか?なんで来た?と問いかけたいお客様に遭遇することもあったんですが(とは言えかなり少なかったんですけどね、踏まれた足の痛みは忘れられないってことなんでしょう)

自分で店を始めて、特にブログを始めてからは、私が好きなお客様ばかりが来店していただけるようになって、この狙ってることがバッチーンとはまる感じが最高に快感です

そんな私にとって優しいお客様たちなんですが、リラクゼーションサロンにしてはボリュームゾーンの年齢が若いというのが特徴です

通常リラクゼーションサロンのお客様で多い層は
1位 30代女性
2位 40代女性
1回のお支払い金額は 2,000~3,000円

黒猫屋は
1位 20代男性
2位 20代女性
1回のお支払金額 6,000円~8,000円

特に、男性の25歳~38歳6,000円がボリュームゾーンで、皆さん無自覚そうですが所謂独身ハイスぺ男子達、にもかかわらず驕り高ぶった人なんて1人もいないんです、謙虚で穏やか優しい方ばかり、そしてちょっとシャイな方が多いかな?

なんで見事にこんな方たちが、わざわざ東区の端っこで細々やってるサロンを、わざわざ探してきてくれてるのかな?と考えると見えてくるのが私の文系なんだけど理系の思考の情報発信のせいではないかということ

どういう事かというと
「すべての情報を提供するので、あなたにとって必要なところを自分で探してください」って考え方、すべての情報を提供するのが親切だ!を重視してSNS発信を作っていることが原因なのかなと思っています
つまり、「ブログのふりしたマニュアル」を毎日せっせと作っているんです

ちょっと気を抜くと店内もお知らせPOPがまるで魔よけのお札のように張り巡らされそうになるので、セラピストにはあるまじきことですが情緒は無くしがちの黒猫屋です

気持ちを汲んで、寄り添って共感する女性的なコミュニケーションよりも、真実をありのまま提示することこそ正義!だと考えている節があるので

例えば、ハンドクリームの紹介なら
ファッション誌の文章だと
【しっとり潤う♪贅沢ハンドクリーム】
「あざとさがスゴい 憧れ感のある○○、熟したてのフルーツを優しく包み込むフローラルな香り、スパイスが加わった香りは、あざとさも絶妙! 少量を手にとるだけで女子力が高まったような気がするほど、女っぽくてリラックス効果のある香りです。」
みたいな感じでしょうか?こんな文章をみると私は
ほぼ主観じゃね?結局どんな商品なのかさっぱりわからん!なんて思うわけなんです

恐らく私が書くと
【天然成分98%使用ハンドクリーム】
「植物由来の天然成分を98%使った肌と環境にやさしいハンドクリーム、成分は○○、○○、〇g ○○円(税込み)」
となるでしょう、大衆には受けないが刺さる人には刺さるはず、多分…自信はないけど。

私は思考を感情に振り回されたくないんです、だからお客様の思考も感情で振り回したくはない
抑えきれぬ自我が私にはあって、もちろんお客さんにもあるので、感情で思考を奪うようなことはしたくないんですよね、すべてご自分の意志で決定していただきたいんです、感想を強要するような文言は書きたくないんです。

例えば、何かサービスを受けたときにお店のスタッフの方から
「肌が明るくなって、温まってますね、ほぐれたでしょ~?」
みたいに聞かれることありませんか?超苦手なんですよ私はお客様に言いたくない
そもそも満足したらお客様が言ってくれます(口に出さなくても満足してる方は分かる)
感情を強要しないで欲しい!

全部提示したいが強すぎる私と、全部知ってから安心したい+来店したいお客様が出会ったのが今黒猫屋に来ていただいている、大手のサロンが取るこぼしている層のお客様なのかもしれません

リラクゼーションの業界で働くのも長くなってきて、大手も個人も働いてみて、やっぱりこの業界が大好きだから、広くも深くも業界を知ってしまっているわけなんですが
年々自分の位置とかこだわりとかお客様に提供できるもののハードルが上がってきます、考えに考えて提供できるようにしているんですが
「ちゃっと行って、ちゃちゃっと揉んでくれて、安かったらいい」なんてお客様だっているのが普通です。
このお客様が黒猫屋に来ていただいても、めんどくさい店だな~で終わってリピートはない気がするんです、それはお互いに時間もお金ももったいないし、お互いにがっかりして終わりだと思うんです。
だから、お互いのギャップをうめて最適なマッチングができるように、私のキャラクターを偽らずに(キラキラSNSなんて発信したら実際あったときにギャップでがっかりでしょ?)どうでもいいことから、たいせつなお知らせまで日々発信していきます。

暑苦しくてカロリーの高いブログになってしまいましたが、最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

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