ロングコースしかないサロン(全コース100分以上)
福岡空港・博多駅から車で15分の
完全貸切りのリラクゼーションサロン黒猫屋です。1日3名限定。
アラビアンナイトの店内でまどろみの時間をお過ごしください。
マッサージではなく、リラクゼーションです
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働く大人の最大の敵は、睡眠不足ではないだろうか
どんなに優秀なビジネスマンでも、睡眠不足では本来の力が出せない。
敵は上司でも取引先の厄介な担当者でもなく
見落としたトラップにうっかり引っ掛からないように、神経をする減らしながら注意して
定時ってなに?美味しいの?なハチャメチャな勤務時間で、栄養だけ取ってればいいでしょな食生活を送り
心身ともに疲弊して眠れなくなること。
これはそんな31歳・独身SE 倉田慎一の回復までの物語
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社畜会社員の敵はなにか?
話が通じない上司
二転三転する、厄介な取引先の担当者
残業という概念のない勤務形態
腹が膨れりゃいいでしょな食事
全て敵だが、それ以上に恐ろしい敵がいる
しかも歳を重ねるごとに攻撃力が増す
それは…
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時は2月
「さっきまで眠くて死にそうだったのに、ベッドに入ったら目がギンギンで眠れない」
あれは昨年の11月のこと
「あ!予算が余りそうだから、あのシステムどうにかしとこうかな?
今からなら2月くらいまでにできるでしょ!3月には納品してもらえば今年の予算に入れられるな」
みたいな、どの業界でもありがちな
予算余りそうだからやっとくか案件の繁忙期
結局事態は二転三転して、何をどうしたいのかもあやふやなまま走り出した案件は当然絶賛座礁中、嵐に巻き込まれ中の中堅SE倉田慎一は久しぶりの自宅のベッドで眠れずにいた
「せっかく、せっかく、家に帰ってこれてベッドで眠れるのに、なぜだ!3日間会社のパイプ椅子を3つくっつけて寝てた時の方がすぐ寝れたのはなぜだー!」
「ぐぬぬ、眠れぬ! 眠れぬー!」
騒いだ事で余計に目が冴えてしまったことにすら気づいていない、ベッドで寝たいという執念で追い込まれている倉田慎一
なにせ次いつ家に帰ってこられるのかも分からない、遭難船(奴隷船)に乗せられているのである
今だってやっと5時間だけ時間をもぎ取って家に帰ってこれたのだから
「やめろ~、もう脳みそよ勝手に働かないで~、休んでくださ~い」
騒がないで寝ればいいだけの話である
しかし、寝ようとすればするほど眠れなくなるもの
奴隷船に戻らなければいけない時間は刻一刻と迫ってきている
3日ぶりのふかふかの寝床、疲れを取って明日の英気を養うためにも可及的速やかに寝るべきなのに、なのに、疲れすぎて+脳が休んでくれず考え事を続けるので、睡魔はどんどん逃げてゆく
寝なければ、いや寝れない、の繰り返しで段々イライラし始めた
そうだ、こんな事になったのは3か月前から始まって、ただいま座礁中の案件の担当者、口だけ達者なあいつのせいだ!
嫌な予感から始まったこの案件は3か月前の11月からスタートした
毎年恒例の11月頃に、予算があまりそうだからやっとくかで始まる案件
色々あやふやなまま始まって、後半死にそうになる予感がしたので、営業には釘を刺していたはずなのに、内容は二転三転し完成間近のこの時期に、根底から覆すような事を言ってきた
最初から言ってくれていたら全然問題なかったのに、なんで今頃言うんだよ!それごっそり作り替えるレベルの事なんだぞ!
ってな感じで、全く家に帰ってこれなくなっている現状
今月家には合計で何時間くらいいるのか
もはや会社(奴隷船)に住んでいる有様
「あいつの顔を思い出すだけで、怒りで増々眠れなくなってきた、しかもなんだあの言いぐさは!」
今日の午後も件の担当者と戦って、精神をゴリゴリに削られたのだ
「あなたたちがちゃんとやってくれていたら、もうできているはずなんですけどねぇ?
時期的にはもう微調整くらいの時期なんじゃないですかねぇ?」
嫌ないい方である、丁寧に言っているが内容がクソである
いい年した大人が大きな声で言う事だろうか
しかも、あなたがギリギリになって言ってきたことが原因で作り直しているんですがねぇ。である
もはや心も体もくったくた、寝たくらいじゃ(寝る事すらできないが)回復しないくらいの疲労を抱えて途方に暮れる午前2時
「頭痛い、身体全体が痛い、目が重い、寒い…」
寝ないと明日が、辛くなるのは分かっているのだが、いっそ悲しくなってきた
情緒が乱れ始めた危険な午前2時。
睡眠不足は人を狂わせるのである。
②につづく