キラキラが向いているのか?

日々の事
福岡市東区箱崎に2019年5月オープンしました
2024年10月で延べ約16000人施術させて頂きました。
福岡空港・博多駅から車で15分の
完全貸切りのリラクゼーションサロン黒猫屋です。1日3名限定。
アラビアンナイトの店内でまどろみの時間をお過ごしください。
マッサージではなく、リラクゼーションです
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昔経理をやっていた時の取引先に
山の中の小さな会社で小さな工場と小さな研究施設もお持ちの会社がありました

会社の創業パーティーだったか、他のイベントだったかは忘れてしまいましたが
普段は電話とメールでしかやり取りしない担当の方と直接会う機会があって、お話させてもらう事がありました

その会社は、毎年2回の健康診断+全社員ほぼ全項目検査を出してくれる会社で
人数は多くないけど、検査に払っていただける金額は大きくて、ずっと不思議だったので実際話を聞いてみたかったんです

高卒の18歳の社員から60代の社員まで、みんなバリウム検査するし、血液検査なんて全員腫瘍マーカー検査(がんの血液検査)まで入っているし、女性社員は別で乳がん検査なんかも会社が出してくれて全員検査が義務だったんです、すごい珍しい事で他の会社では見たことがなかったので理由が知りたかった、絶対何か面白い話が聞けるはずだ!と思ったんです。

手厚い健康診断の理由を聞いてみると

昭和の昔、まだ創業者の社長が現役だったころ
20代中頃の若い社員が毎日の製造工程で、その会社の商品の材料を気づかずに(目に見えない小さな粒子)吸い続けて肺がんになって亡くなったそうです

社員を全員我が子のように思っていた社長はずいぶん心を痛めて

「うちで働かなければもっと生きられたかもしれない、もっと早く気づいてあげられていたらまだ今も元気に働いてくれていたかもしれない」

「もう2度と同じ子を出さないように、全員年2回健康診断・全項目実施!」

となったそうです。

昭和初期の社長らしいエピソードです

実はこんな熱い会社今も結構あるんですよね、ただ社員1人1人を大切にしているとどうしても利益が出にくかったり、爆発力やら瞬発力やらは出せないので大きな会社にはなりにくい、所謂キラキラの若い横文字の会社ではないんですよね残念ながら。

都会のキラキラしたかっこいい会社や、若い社員で構成されたベンチャーの会社、分かりやすく華やかな会社に就職したい気持ちもすごーく分かるけど、大きな会社勢いのある会社って1人の社員の人生にまで寄り添うのは難しくって、でも刺激的な仕事は出来ると思うんです

要は相性で、どっちがいいかは自分次第
就職先なんて1日のほとんどを過ごすことになるし、過ごす期間も長い
親とか他人の為に自分に合わない会社に入って無理するよりも、自分に合う会社でやっていったらいいんじゃないでしょうか?

前者の会社は、1人1人の社員の距離も近いし、アットホームでまあまあ田舎にあってキラキラなんてしてないし、正直お給料も多くはないけど、人間らしい生活は送れているようでした(残業は無いし休日出勤もないそうです)
ただ、何か新しい事をするときは時間がかかる(1人1にを大切にするってそういう事だと思う)、良くも悪くも時間はゆっくり流れている

後者の会社は、利益を優先して個人の心の状態までは待ってくれない、タフな人には面白いだろうし多分給料も高い、でも心も身体もタフである事を求められるはず
そして時間と人は目まぐるしく過ぎる

ホントに、相性ですよね
前者の会社も後者の会社も向いてない人が入れば同じ会社なのに地獄でしょうから
会社や入った人が悪いんじゃなくて、相性が悪かっただけ

本当に自分が求めているのは何なのか見極めて働く会社を探さないと
繊細な人がキラキラ会社に入ったら、ゴリゴリ働きたい人がほっこり会社に入ったら、ままならなくて毎日憂鬱になってしまいそうです。

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