違いますー

昔の話
福岡市東区箱崎のお隣、筥松 に2019年5月オープンしました
完全貸切りのリラクゼーションサロン黒猫屋です。1日3名限定、あなただけのオーダー施術。
アラビアンナイトの店内でまどろみの時間を。
マッサージではなく、リラクゼーションです。ボディケア(もみほぐし), リフレクソロジー, ドライヘッドスパ, マタニティコース, セラピストの個別お悩み相談もやっています。
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10数年前検査の会社で事務をしていた時の事

普段は事務所から出ることはなく、朝9時~18時頃まで自分の席で取引先の病院の依頼書作ったり、検査報告書作ったり、資料作ったりしていたんですがある日病院から
「至急の検査出したいけど、専用のスピッツ(血を抜くとき注射器の中に入れる試験管みたいな物)が無いから急いで持ってきてほしい」
と連絡が来ました
営業の担当とか回収の担当に連絡しても空いてる人がいなかったので、先輩から託されたスピッツ3本握りしめて病院へ

「○○の徳永と申します、お電話いただいたスピッツを届けにきました」
と言うと、カギの束を渡されて
「〇番目のドアの先がナースステーションなので、そちらまでお願いします
開ける時と、閉める時にカギが必要になりますのでお渡ししておきますね
開けたら必ずカギも閉めて下さいね、出てきちゃうかもしれないから~」

「?出てくる?」
とりあえずカギをもらって進んでいきました。

いくつ目かのドアを過ぎた時、ふいに気配が
スタスタ、スタスタ、私が進むと進むけど、止まると止まる
スタスタスタスタ、どんどん距離が近くなってる!
廊下にドアがあって、カギがついています、次のドアまで早足になる私

とうとう背後の気配が、私との距離0㎞に!
勇気をもって振り返ると
恐らく患者様!!!!
出てきちゃったんですねー、この事だったんですねー。
「先生先生~~~~~」
何やら必死に訴えてくる患者様
「違いますー、先生じゃないですー」
と半泣きの私
どこまでもついてくる患者様と一緒にナースステーションまで走りました

恐怖の為半泣き半笑いの私は看護師さんに
「○○の徳永です、スピッツお届けに伺いました」
と何とかミッションを果たし、カギの束を渡しました
「あら~○○さんついて来ちゃったの~」
と慣れた様子で、患者様を連れて行く看護師さん
呆然と見送る私
「どこかでカギ閉め忘れたんですね、あの方すぐ部屋から出てくるから~(笑)」
と看護師さん。

怖かった、お化け屋敷の何倍も怖かった
その病院は精神科があって、廊下ごとにカギがしまってたんです。
自分の事が本格的に信じられなくなる出来事でした
以来用心深くなった気がします(多分・・・。)

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