「肩凝り」の名づけ親

日々の事
福岡市東区箱崎に2019年5月オープンしました
2024年10月で延べ約16000人施術させて頂きました。ロングコースしかないサロン(全コース100分以上)
福岡空港・博多駅から車で15分の
完全貸切りのリラクゼーションサロン黒猫屋です。1日3名限定。
アラビアンナイトの店内でまどろみの時間をお過ごしください。
マッサージではなく、リラクゼーションです
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あ~肩凝った~って言いますよね
この肩の一部分が、かたくなっている現象に名前を付けた人知ってますか?

1910年、明治時代より前には
「肩凝り」という名前がついていなかったんです

つまり、肩や脚や背中などが「凝る」という名前がなかったので
今より自覚してる人が少なかったかもしれませんね

この、「凝る」という名前は
1910年、夏目漱石が書いた『門』の一節に
「指で圧してみると、頸と肩の継目の少し背中へ寄った局部が、石のように凝っていた。」
から始まっているとも言われているようです

「肩が凝る」という言葉は、夏目漱石の造語みたいですね。

ちなみに、肩こりと腰痛の歴史は
人間が二足歩行の為に立ち上がった時から始まります
身体のパーツの中では一番重たい頭が一番上にあるので
支えるのに負荷がかかるんです、首とか腰とかに。

古代文明で発見された庶民の腰の骨は変形していて
腰痛に苦労していたのではないかと言われています

人間が獲物を追っていた狩猟生活をやめ、農耕を始めて以降
肩こり・腰痛が急速に増えだしたと考えられています。

中国北部の新石器時代の遺跡からは
ツボを刺激することを目的とした鍼のように尖っている石が発見されたり
バビロニア時代では、食用植物や水、シナモンの汁、牛乳などを加えてペースト状にしたものを皮膚に貼り付けて使用していたり
紀元前4世紀頃のギリシアでは、ヒポクラテスとその一派がシップ剤を作り出したと言われています

当時は古代オリンピックが開催されるなどスポーツが盛んに行われており、
選手の体の手入れのためにマッサージや、シップ剤等の外用剤が進化していたようです

そして、1760年代には、なんと肩こりや腰痛は増加!
近代化で、筋肉を鍛える機会が少なくなったことが原因です
その後、自動車が普及! 、腰痛・肩こりは増々増加しました

生活が便利になるほどに身体に不具合が出てくるなんて
何だか皮肉な話ですね…。

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