不眠君③

迷子は楽園にたどり着けるのか?
福岡市東区箱崎のお隣、筥松 に2019年5月オープンしました
完全貸切りのリラクゼーションサロン黒猫屋です。1日3名限定、あなただけのオーダー施術。
アラビアンナイトの店内でまどろみの時間を。
マッサージではなく、リラクゼーションです。ボディケア(もみほぐし), リフレクソロジー, ドライヘッドスパ, マタニティコース, セラピストの個別お悩み相談もやっています。
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初めての店はいつも慎重に下調べをして
実際予約するまで時間がかかるが、今日は極度の疲労と
不完全燃焼のマッサージの時間を過ごしたことで勢いがついたのか
明日の予約をしてしまった。

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「こんにちは、お待ちしてました」

ドアを開けると良い香りがした

受付のソファーに案内される

体調確認をする承諾書にサインをして待っている間も
ホッとするいい香りがして、気分が少し変わった気がした

「コースはどうされますか?」

承諾書を書き終わったタイミングで話しかけてきてくれた

この人がオーナーセラピストさんか
来る前にお店のブログを読んだところによると、確か年齢は40代後半
セラピスト歴は15年って書いてあったな

良かった、若くてきれいな女性だったら
緊張してリラックスできないかもしれないと心配していたけど
この人なら大丈夫!安心感があるぞ。

*黒猫屋です
これ、男性のお客様からはよく言われるお言葉です
まぁ要約すると、ちょうどいいおばさんって言いたいんだろうなと思って聞いてます
もちろん誉め言葉として受け止めてますよ。

「こういう店は初めてなんですが、おすすめのコースはありますか?」

「初回の140分のコースがおススメです、基本のコースなので
足先から頭までしっかりほぐしていけますよ」

料金とコース内容の詳細が書かれた表を見せてくれながら説明してくれる、人生2度目のマッサージでよく分からなかったので

「じゃあ、それでお願いします」

「では、こちらから香りをお選びください」

小さなビン5本を渡されて、1本づつ香りをかいでいった
どれも優しい香りがする、嗅いでいるだけでちょっと癒される気がする
店に入った時からしてるいい香りもこれなのかな?

ラベンダーの香りを選んだら、いよいよサロン内?に案内された

受付のドアをくぐったら、外からは想像できなかった世界が広がっていた
ホームページで見ていたよりも広い店内と、まさにアラビアンナイトの世界。
みどりの壁に、モザイクタイルのシャンデリア
不思議な形が入り口の、着替えの部屋に案内されて着替えると

みどり色の椅子に案内される
座るとすかさず、足元にタオルをかけてくれた

「では、こちらに足をお願いします」

白い箱の上にタオルが敷かれていて、その上に足を置くように案内される

恐る恐る箱の上に足裏が付くように足をのせると
足首の下に手に平をスッと入れられて、サッと足を投げ出すよう形にされた

「では始めていきますね」

もちもちの泡で、右足に泡をなじませて
左足にも泡をなじませて、足の甲から足裏、指の間までを
圧をかけながら丁寧に洗ってくれた

この数か月、座りっぱなしで血行が悪くなっていたようだ
力が入って硬くなっているのを実感する

気持ちがいい、力が抜ける…

5分かけて両足を丁寧に洗ってもらい、泡をふき取ってフットバスに入れてもらった

ラベンダーと塩が入っているらしいが、確かにいい香りがする

あぁ~、足から心地よさがじんわり広がっていく、気持ちいい~。

「それでは、このまま5分間フットバスにお入れしますね。
ポットに梨酢とはちみつのホットドリンクを入れていますので
フットバスと一緒にお楽しみください」

黒猫屋さんがドアを閉めて出て行ったので
ホットドリンクを飲みながら、フットバスを楽しむことにする

こんなゆっくりする時間いつぶりだろう?
パソコンもスマホも見ずに、ゆったりした音楽とオレンジ色の間接照明

足を他人に洗ってもらって、いい匂いのするフットバスに入りながら
体に良さそうな温かい甘い飲み物を飲んで、ぼんやりするなんて

しかも、この広い空間に1人、他に誰もいない
店内も薄暗くて視線も気にならない

贅沢!

この数か月頑張って働いたご褒美時間
久しぶりにゆったりした気持ちになっていると

コンコン、黒猫屋さんが入ってきた

「失礼します、足をふき取っていきますね」

片足ずつタオルで拭いてくれて、オットマンに足をのせるように案内される
リクライナーを倒してくれて、目元にタオルをかけてくれて
身体にはブランケットをかけてくれた

体全部を隠してもらえる安心感!
どんな体勢でいたらいいかなんて心配しなくていい安心感!
お腹が出てるかもなんてちょっと力入れなくていい安心感!

「それでは、足のリフレクソロジーから始めていきます」

④につづく

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