誰かの傍役

黒猫屋ってこんな人
福岡市東区箱崎のお隣、筥松 に2019年5月オープンしました
完全貸切りのリラクゼーションサロン黒猫屋です。1日3名限定、あなただけのオーダー施術。
アラビアンナイトの店内でまどろみの時間を。
マッサージではなく、リラクゼーションです。ボディケア(もみほぐし), リフレクソロジー, ドライヘッドスパ, マタニティコース, セラピストの個別お悩み相談もやっています。
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どんな人だってその人の人生という舞台では主役である。
そして自分の人生に登場する他人はみなそれぞれの場所で自分の人生の傍役のつもりでいる。

だが、胸に手を当てて一寸、考えてみると自分の人生では主役の我々も他人の人生では傍役になっている。

たとえばあなたの細君の人生で、あなたは彼女の重要な傍役である。
あなたの友人の人生にとって、あなたは決して主役ヒーローではない。
傍をつとめる存在なのだ。

だが人間、悲しいもので、このあたり前のことをつい忘れ勝ちなものだ。

我々は自分の女房の人生のなかでは、傍役である身分を忘れて、まるで主役づらをして振舞っていはしまいか。

いい傍役だったかどうか考えてみたりもする。

遠藤周作のエッセイ「私はあなたの人生の傍役」の一節です

ついつい悪気もなくおせっかいで、傲慢になりがちな私は、時々読み返して自分を戒めています

この主役と傍役が反対になって、苦しそうにしてる人が昔よりは増えてしまっているように感じるんですよね

色んな人が、色んな日常や考えをSNS等で発信しているから、毎日見てると自分と他人の境界線が曖昧になってしまうんでしょうかね?

あとは、子供や部下や友人や家族など、思いが深いからこそ、主役を無意識に乗っ取ろうとしてしまうと、お互いに苦しくなってしまいますよね
自分以外はみんな他の人、つまりは他人です
自分の人生の主人公だけを全うすればいいだけで、他人のおせっかい焼いてる暇があるなら睡眠でもとって明日のパフォーマンスをあげた方がいい!

「私はこの人のワキヤクワキヤク」と唱えて、冷静に傍役としての立ち回りを考えると
主役泥棒にならずに済むような気がします

子どもが生まれた瞬間、なんかもう「自分の物語、終わっちゃった」と思った
もう生まれた瞬間に「うわっ」と思って。「俺、もうサブキャラだ」
『ドラえもん』で言ったら、もうのび太のおやじ。たまにしか出てこない人。で、もうその主人公というか、のび太は今、ここに生まれたから、(自分は)一人前になるまで面倒を見るだけの人
主人公がもうここで替わったと思いました、本当に
サブキャラとして、息子に迷惑かけないように。どう、いいサブキャラでいるか

お笑い芸人の鈴木もぐらが子供が生まれた時に思ったことをインタビューで答えていた一部です
子供といえども自分の物ではない、もう主人公交代です

時々見かける、教えたがりの人
アドバイスは自分が勝手にやってる事なのに、見返りを求める事はお行儀が悪い事では?
だって相手はアドバイスなんて求めてないかもしれないんですから
求められてもないアドバイスを無理やり与えて、言う通りにしなかったなんて腹を立てる事や、自分の思う通りにしようなんて恐怖すら感じてしまいます
あなた傍役ですよ?

とにもかくにも、自分の人生だけで主役でいればいいのです
自分の人生を謳歌しなければ!
そして、他人の人生のよき傍役でいたいものです。

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