出してー

血液検査の会社Bで働いていた時の事（分かる人には会社名が分かるはず）

お客様からの電話を受けて、血液を探しに冷蔵庫に向かいました
検査が終わった検体を大きな冷蔵庫でしばらく保管してるんです、
追加検査が入ると探してきて、小分けにして、
また1からバーコード作って検査申請作って検査してもらいます
（15年くらい前の情報なので今は違うかも・・・。）

冷蔵庫の中には大量の検体（血液とか、喀痰とか色々）が入っていて、
1つづつの検体には地図の番地の様なものがあります。
地図的なものを使って探していきます

この日は、探す数が多かったのと、ちょっと探しにくい検体だったので時間がかかりました。
深い地層まで発掘作業が難航し、なんとか見つけて帰ろうとすると
ドアが閉まってる!!!!

冷蔵庫のドアは外からしか開閉できないんです、いつもは薄っすら開けて探すんですが
時間がかかったのと、奥の方で探してたので、誰かに閉め忘れと思われて閉められてしまったよう。

10数本の血液を抱えて立ち尽くす私、絶望しかありません
夕方だったら皆が帰ってきてるので、すぐ冷蔵庫使うから開けてくれるんですが、時は13時
ひとっこひとり冷蔵庫の階には多分いません。

「寒い！」「暇」「どうなる私」
20分くらいしたころ、

「がちゃ！」
ドアが開きました、帰りが遅かったので先輩が来てくれたのです。
後光と共に先輩登場（冷蔵庫の中はドアが閉まったので真っ暗、ドアの外は蛍光灯明々）
まさに、女神さま降臨
（1993年イタリアのミュージシャンで「バレンシア」の「ガイア」と言う曲があるんですが、この曲が私の中で鳴り響きました）

「どうした！」
が先輩の第一声でした（笑）

色んな方のおかげで現在も元気にやってます、先輩私少しは慎重になりましたよ。
後ろは振り返るようになりました。